高輪ゲートウェイシティ2024年街開き。JR東日本が作る東京の新しい街!

JR東日本は2022年に開業した高輪ゲートウェイウェイ駅の前に、高輪ゲートシティという再開発プロジェクトを進行中です。

JRの車両基地、田町車両センターが移転縮小した跡地の13ヘクタールを再開発するものです。4つの高層ビルが完成し、うち3つはオフィスを中心、1つはタワーマンションとなる予定です。

高輪ゲートウェイシティ2024年街開き。JR東日本が作る東京の新しい街!

参照:JR東日本(2021年4月21日)「高輪ゲートウェイシティ(仮称)のまちづくりについて」

ポイント:

1.  山手線の品川駅と田町駅の間、旧田町車両センター跡地を整備する。前には京急と都営の泉岳寺駅もある。

2. 4つの高層ビルを建設(3つの複合棟、そして住宅棟からなる)

3. 工事中の2019年に高輪築堤跡(明治5年に鉄道が開業した際の当時の線路跡)が発見され、一部の保存に向けて計画を少し修正している。

この記事の内容はYoutubeで動画にもまとめました。

高輪ゲートウェイシティ 再開発の場所

品川駅と田町駅の間にありますが、品川駅側により近い場所にあります。

敷地の北側を走る第一京浜道路の下には京急線、都営浅草線の「泉岳寺駅」もあり、こちらも含めての再開発が計画されています。

現在の高輪ゲートウェイ駅は工事現場に囲まれていますが、利用客は多いようです。

複合棟1 NorthとSouth

参照:JR東日本(2021年4月21日)「高輪ゲートウェイシティ(仮称)のまちづくりについて」

先に2024年に完成を予定している複合棟1はNorth ,Southに別れ、高輪ゲートウェイ駅の駅前にツインタワーのようにして建設されます。

低層部分はルミネが運営する商業施設となり、その上にはオフィスを中心とした29階建て(161メートル)のNorth、そして30階建(158メートル)のSouthの2棟の高層ビルができます。

品川駅側のSouthの上層部22階から30階はマリオット系のホテル、JWマリオットが入ります。JWマリオットはマリオット系の中でも上位に位置するラグジュアリーブランドです。

東京ではブルガリホテル(八重洲-2023年)、フェアモント(芝浦-2025年)、ウォルドフアストリア(日本橋-2026年)、など、外資系の高級ホテルブランドの開業が続きます。

複合棟2

その2棟のビルの北側(現在高輪ゲートウェイ駅から泉岳寺駅を通り、高輪の泉岳寺の寺院方面へと直進する道路を挟んだ北側)には、複合棟2(仮称)ができます。

こちらは31階建(地上166メートル)のオフィスビルとなるようです。

更に、天井高の低いトンネルとして長く知られてきた「高輪橋架道橋」も再整備され、その北側は文化創造棟と呼ばれる建物になります。こちらはライブホールや屋上に足湯などもできるそうです。

2018年当時の高輪橋架道橋の記事はこちら

タワーマンション

更に北側には、タワーマンションが建設されます。低層階はインターナショナルスクールが入り、幼稚園から高校卒業まで学ぶことができます。タワーマンションは44階建(172メートル)で、ここから高輪ゲートウェイ駅までは少し距離がありそうです。

京急の泉岳寺駅に30階建の高層ビルを建設

複合棟2の北側、第一京浜に面する土地には京急と東急不動産による、地上30階建のビルができ、地下で泉岳寺駅、地上で高輪ゲートウェイ駅と結ぶ歩行者デッキと結ばれる予定です。

この歩行者デッキは、将来的には品川駅とも結ぶ予定があるそうです。中には泉岳寺駅の駅舎と、住宅、オフィス、商業施設が整備される計画だそうです。

*東京都市計画事業泉岳寺駅地区第二種市街地再開発事業

 

高輪ゲートウェイシティの開発工事で発見された「高輪築堤」

この建設の過程で高輪築堤が発見されました。

高輪築堤というのは、明治5年に新橋〜横浜間に日本で初めての鉄道が開業した際の線路跡で、当時は海上の上に堤防を築いて、その上を線路が走っていたというのです。

今では高輪から海はあまり近いイメージがありませんから驚きますが、当時はこの高輪ゲートウェイ駅のある位置ですら海上で、鉄道が海上を滑るように走っていたというのです。どれだけ楽しかったことでしょう。

 

参照:https://www.jreast.co.jp/press/2022/20220421_ho01.pdf