
銀座線の渋谷駅・ヒカリエ方面改札。銀座線のシンボルのオレンジ色が多用されている
2020年1月に、東京メトロ銀座線の渋谷駅が新たなホームへと移設されました。
新しいホームはどのようになったのでしょうか。特に注目は新しく明治通りの反対側にできたヒカリエ改札です。
銀座線・新【渋谷駅】が始動。オレンジ色を多用した最新型の駅に
新しい渋谷駅ホームです。電車が到着する度に多くの人がJR渋谷駅と接続する西側へと流れていきます。
ホームの突き当たりが改札となっています。2番線の線路は以前のホームの横を抜けて車庫に続きます。
以前お伝えした旧ホームが見えています。70年間活躍したホームが、あっという間に「旧渋谷駅」になってしまいました。
ホームが入る東急東横店も間も無く閉館、建て替えを迎えます。
今回の移設後、1番線の線路は行き止まりとなりました。
天井が高く、非常に開放的なホームです。
幅も十分にあり、双方のホームから交互に列車が発着します。
現時点ではホームドアは設置されていませんが、2020年度中の設置が予定されています。
ヒカリエ方面の出入口です。エスカレーターを降りると改札があります。
ホームの表参道寄りの端からの様子です。この辺りはヒカリエの横に潜り込むような形になっています。以前は全くホームなどなかった場所です。
銀座線の新しい渋谷駅は都会のターミナルらしさがあり、とても活気が感じられました。
明治通り方面改札の新設で副都心線・東横線の乗り換えは便利に。

銀座線・渋谷駅に新設された明治通り方面階段
ホームの表参道寄りの先端には階段もあります。降りてみます。
真新しく綺麗です。
途中の踊り場にはトイレと椅子、携帯の充電エリアのような場所がありました。
エスカレーターではこのフロアーは通過してしまいます。
コンセントとデスク。お仕事スペースでしょうか。
お仕事スペースからは改札口を見下ろせるようになっています。
更に改札へと降りていきます。鮮やかなオレンジ色が新鮮です。
ヒカリエ側の改札口です。東横線、副都心線と乗り換えるには改札を出て左にあるヒカリエに入ります。
現時点で、銀座線から同じ東京メトロの副都心線への改札内乗り換えはできません。
改札は比較的小さなもので、朝のラッシュ時間帯は混雑しそうです。
上に見えているのはホームへのエスカレーターです。とても良いデザインです。
鮮やかなオレンジと、コンクリートの橋脚のデザインが秀逸です。
道路から見ると、大きな銀座線・渋谷駅というサインがあります。
改札を出て見上げたところです。右が銀座線のホーム、左はヒカリエとスクランブルスクエア等を結ぶペデストリアンデッキです。
改札の前は明治通りが横切り、渋谷スクランブルスクエア、渋谷ストリームといった再開発でできたビルが見えています。
銀座線のロゴ”G”
すぐ隣のヒカリエには東横線・副都心線へと降りていくエスカレーターがあります。
高架下なので暗くなりがちですが、少し遠くからでも見やすくなっています。
銀座線のホーム全体像です。左側がヒカリエ改札、右側はJR駅方面です。
中央は銀座線のホームが入っていた東急東横店、右奥が渋谷のスクランブル交差点(ハチ公)方面です。
銀座線・渋谷駅のまとめ
分かりやすい、とても良いデザインの駅に。
新しい銀座線の渋谷駅は「明るく開放的なホーム」と、「オレンジをダイナミックに多用したデザイン」が印象的でした。
分かりやすさや、シンプル・ミニマムな雰囲気が2020年らしく良いのではないかと思います。
ホームドアについては、2020年中に設置予定となっています。
新ホームの問題点とは
ツイッターなどをざっと見ていると、東横線ユーザーからは好評で(開放感のある駅が東横線の旧ホームを思い出すというノスタルジーもあり)、井の頭線ユーザーからは不評なようです。
メディアでも報道されていましたが、早速問題も出ているようです。
- 銀座線のホームが大幅に山手線の内側(東側)に移動したことで、西口の反対側にある井の頭線から遠くなってしまった。
- 井の頭線を含めJR側から銀座線への乗り換え通路の導線が悪く、混雑がひどい。
それぞれテレビ・メディアでもニュースになっていましたが、今後も続く渋谷駅の大改造で少しは改善されていくものと思われます。
ホーム移設前の様子はこちら
