- 山手線では目立たない駒込駅。南北線の開通で乗り換え駅になりました。
- 周辺は3区にまたがった閑静な住宅地です。
- 六義園など見所は多く、ソメイヨシノの発祥の地でもあります。
駒込駅周辺の様子
東京の都心をぐるぐる回る山手線ですが、池袋を出ると京浜東北線と合流する田端までは、比較的目立たない3駅(大塚・巣鴨・駒込)が並びます。
目立たないといっても、3駅とも駅前はビルの立ち並ぶ大都会で、私は逆にこの目立たない駅にも関わらずマンションやオフィスビルが延々と立ち並ぶ光景が、東京らしいと感じます。
駒込駅は、山手線で池袋駅から3駅目、東側の日暮里駅からも3駅目の駅になります。用がない限り利用する方は少ないかもしれませんが、駅の近くには庭園で有名な六義園があります。
駒込駅を出るとどんな街並みが広がっているのでしょうか。
駒込駅東口はどんな街?
まずは駒込駅東口(ホームの田端より)から回ります。山手線の高架下に改札があり、左右に出口があります。
JR駒込駅「東口」の改札を出て右に進むと山手線の内側に出ます。
東口界隈の住所は「北区中里」です。
駒込駅周辺は「文京区本駒込」、「豊島区駒込」、「北区中里」の3区が隣接しています。区によって行政サービスの内容や場所が異なるので、住まいを見つける時は気になりますね。
中層の4-5階建ての建物が続いています。駅前からまっすぐ商店街が続いていて、断続的にお店があります。
駅から1分ほど歩くと、マルエツプチがありました。これは近隣に住むには便利そうです。
振り替えると正面に駅の出入り口が見えます。通過している列車は湘南新宿ラインです。駒込駅から山手線の脇をぬけて池袋方面へ向かいます。
駅前にはドトールコーヒーもありました。
この右の角には写真には写ってはいませんが、「東京で一番」などとテレビでも紹介される『御菓子司 中里』があります。
その他にもラーメン屋さんなど、個人店が軒を連ねています。
一階に商店を開ける建物が多いので、将来的にもポテンシャルがありそうです。これから様々な個性的なお店がオープンしたら、とても雰囲気のいい街になりそうでした。
これは駒込に住む知人宅からの写真です。遠くにスカイツリーが見えます。
中層のマンションやビルが続く東京らしい光景です。この雰囲気が私はとても好きです。
駒込駅東口の北側 さつき通り
次は一旦駅に戻り、JR駒込駅東口の改札を出て左側に向かってみます。山手線の外側に出ます。
JR駒込駅東口、改札を出て左側の景色。とてもこじんまりとして古いのですが、駅名の横の絵が素敵ですね。
さつき通りという名称が付いているようです。先ほどの右側よりもだいぶ路地が狭くなっています。
聖学院という学校の看板があります。ホームにも看板があり、この改札を出て少し行くと、聖学院があります。
さつき通りを北に進んでみましょう。この日は平日の朝だったこともあり、通勤に向かう方が多くいらっしゃいました。こちらも個人店やチェーン店が並んでいます。
大きな通りに出ました。右にセブンイレブン、奥にぱぱすが見えます。生活しやすそうな町です。ここからは駒込駅の北口・南口のほうへ向かいます。
東口は高架下にあるので山手線のホームから下がって出ますが、北口は逆にホームから上がっていくと、山手線を跨ぐ道路に出るようになっています。当然、東口から北口までは結構な坂道です。
上り坂にぜーぜー言っていると、途中に公園がありました。駒込公園というそのままの名前。
公園の前には豊島区立図書館もありました。あれ、ここは北区だと思っていたのに、知らない間に区を跨いでいました。ここが池袋と同じ豊島区というのが意外な気がしました。
駒込駅周辺は、北口は豊島区駒込、六義園のある南口は文京区本駒込、東口が主に北区中里と、3区が合流しています。
区によって行政のサービスなども異なりますので、駒込に住む際は住所がどこになるのかを確認したほうが良さそうです。
駒込駅北口へ
こちらは駒込駅北口です。奥にあるのは南口のホテルメッツです。この日は桜が咲き始めていました。
なんだか懐かしい雰囲気の看板が並んでいます。フランスヤ、ゴマイホー、どちらもフォントにこだわりが感じられます。
こちらは東京メトロ南北線の駒込駅です。そして右の看板にある通り、駒込は「ソメイヨシノ」の発祥の地なのです。
少し巣鴨方向に向かうと染井という地名があり、歴史のある土地であることが分かります。
山手線のJR駒込駅の北口改札です。
右手に進むと、駒込橋を渡って南口があります。
六義園のある駒込駅南口

奥に見えるのが六義園 (りくぎえん) です。
駒込といえば六義園です。六義園は駅から近いのですが、入り口が駅と反対側にあるために駒込駅から7分ほどの距離があります。桜の時期は駅に近い門が開くようです。
駒込駅南口はJR系のホテルメッツの下にあります。南口はバスロータリーになっていて、奥にマクドナルドもありました。一番人が多いのはこの南口でしょうか。
朝ごはんを食べにデニーズに入りました。ホテルメッツの朝食会場にもなっているようです。
余談ですが、最近は朝のみ宿泊者向けのレストラン会場となり、お昼以降は通常の一般向けのレストランやバーという形態をとるビジネスホテルが多いですね。ただ、ここのデニーズは朝から一般の人も入ることができます。
駒込界隈の散策
さて、デニーズで朝食を食べたところで、北口をもう少し見ることにしました。
柱には旧古川庭園まで徒歩15分とありますので、歩いてみることにします。南北線の一つ先の駅、西ケ原駅からも歩くことができますが、駒込から歩くのも面白そうです。
途中に亀の湯という銭湯がありました。
この時間帯は閉まっていましたが、まだ営業してしている雰囲気でした。この界隈は昭和の東京が残っていて良いですね。
歩いていると、突然細い商店街がありました。道を歩いていると突然商店街が現れるのは、四谷の荒木町を思い出します。
正式には霜降銀座商店街というようで、公式ホームページもありました。
細い路地を挟んで本屋さんや八百屋さんが並んでいます。
そのまま北へ進み、西ヶ原の旧古川庭園に出ました。

駒込駅周辺は都心や山手線の各ターミナル駅に直結で利便性が良いにも関わらず、山手線の駅とは思えないような昔ながらの光景が広がっています。歩いていて面白いエリアです。
下町とまではいきませんが、昔ながらの東京の雰囲気が好きな方にはお気に入りのエリアになるのではないでしょうか。
駒込駅へのアクセス
JR山手線、東京メトロ南北線
- 山手線:新宿(内回り)15分、東京(外回り)18分
- 南北線:飯田橋9分、永田町15分
主要な駅からの距離
羽田空港第1ビル:49分(山手線・浜松町から東京モノレール)
成田空港:60分(日暮里から京成スカイライナー)
隣の駅
JR山手線: 巣鴨駅 ←駒込駅→ 田端駅
東京メトロ南北線:本駒込駅 ←駒込駅→ 西ヶ原駅
駒込駅のバリアフリー対策
JRの東口は階段のみ
※ どの街にも魅力があります。街のレビューは著者の独断によるものです。ご興味をお持ちの場合は、実際に行かれることをオススメします。もしよろしければ、コメント欄にこの街に関するご存知の情報や、街の感想をお願いします。