コモレ四谷がオープン!【四ツ谷駅】ってどんな街?

2020年2月に『コモレ四谷』CO・MO・RE Yotsuya がオープンします。中にはスーパーのLIFEが入り、周辺の住宅の方にも便利になりそうです。

上智大学や迎賓館という教育・文化施設の多い四ツ谷駅周辺は、少し入ると一軒家もある古くからの住宅地が広がります。千代田区と新宿区にまたがる「四谷」は一体どのような街なのでしょうか。

まもなくコモレ四谷(CO・MO・RE Yotsuya)がオープン!

まもなくコモレ四谷(CO・MO・RE Yotsuya)がオープン。

コモレ四谷(CO・MO・RE Yotsuya)の中心となる四谷タワー

四ツ谷駅の西側、新宿区四谷に新たにオープンするのが「コモレ四谷」です。

財務省の官舎跡地や統廃合した小学校の土地を利用し、周辺のビルを含めて複合施設に再開発をするというプロジェクトです。一軒家で密集した地域が多い四ツ谷駅の東側においては避難場所にもなり、都市の防災に役立つ再開発事業でもあるようです。
コモレの名称の由来

コモレという言葉は、「木漏れ日」から来ているようです。以下UR都市機構のPRより。

【「木漏れ日」+「COMMON(共同、共 通)=つながり」による造語で「CO・MO・RE(コモレ)」としました。

歴史と伝統のある四谷らしく、自然が憩いや賑わいを提供している様を「木漏れ日」という日本 的な美しさのある言葉で表現しました。また、木漏れ日から連想する光に四谷の未来や希望を重ね ています。】

参照:UR・三菱地所 (PDF)

テナントにはオフィスやスーパーのライフ、元々この地にあった店舗等が展開していきます。

※順次オープンで、LIFEは2月27日オープンです。

緑の多い落ち着くデザインの建物になりそうです。完成に向けて工事が終わりつつあります。

オフィスビルの下に小さなショッピングセンターという形式の再開発が多い東京ではコモレ四谷は目新しさは少ないかもしれないですが、交通の便が良い割に街の中核施設がなく、お店なども少なかった四ツ谷駅周辺の様子も活気が出て変わっていくのではないかと思われます。

中にはスーパーライフが入るので、お洒落なビルでありながら庶民的でもあり、普段使いにも使えますし、地元の方にも大変便利にできているのが特徴です。

都心の一等地でありながら古い住宅地が多いのでとっつきにくい印象のあった四谷界隈ですが、若い層にも人気が出てくるのではないかと感じました。

ちょうど四ツ谷駅と反対側の西側から見た様子です。植栽が多く植えられており、完成後の新緑が美しくなりそうです。

四谷一丁目交差点に面する部分です。少し先に行くと新宿通りに出ます。

北側の部分です。

コモレ四谷の北側には一軒家や低層の密集地域が続きます。

南側に面した住居部分です。すぐ先が四ツ谷駅になります。丸の内線に行くには新宿通を渡って少し距離がありますが、雨の日などは南北線の駅を通り抜けて辿り着くことも可能です。

コモレ四谷 開業後のレポート

開業してすぐ、夜間のコモレ四谷を訪問しました。

はなまるうどんなど、庶民的なお店も入っています。コロナの影響か、現状では全てのテナントが同時オープンではないようです。

1階と2階が吹き抜けになっていて、なかなか複雑な構造です。左上に見えるの灯ははなまるうどんです。

コモレ四谷の地下1階はスーパーのLIFEと駐車場になっています。

LIFEはお店によって結構雰囲気が異なるのですが、こちらは高級スーパーのような雰囲気に造られていました。

駐車場は自走式かと思いきや、機械式で係の方が操作する仕組みです。銀座三越のような都心の百貨店と同じですね。スーパーにいくだけの際は、少し億劫かもしれません。

見渡すと庭がとても綺麗です。近くに見えている鉄塔は市ヶ谷の防衛省です。

緑が多く、素敵な空間になっています。

JRとメトロ計4線が交わる四ツ谷駅ってどんな街?

山手線の内側では数少ないJR駅の四ツ谷駅。JR、東京メトロの鉄道4路線が交差し交通の要所となっています。

「よつや」は鉄道駅が「四ツ谷」と表記し、新宿区の地名は「四谷」となります。

四ツ谷駅は江戸城のお堀の跡の上にあり、その外側を外堀通りが走ります。駅の東側となるお堀の内側は千代田区紀尾井町、六番町、二番町といった街並みが広がり、オフィスや大学が多いエリアです。

一方四谷の地名が付くのは外堀通りの西側で、新宿区四谷、若葉といった地名が続きます。神田や日本橋同様に四谷○○といった細かな地名が残っている地域で、都心に最も近い一軒家が続くエリアの一つです。

四谷は上智大学、迎賓館、住宅街と色々な顔のある街です。

近くには荒木町といった飲み屋街もあり、四谷駅を挟んだ千代田区側の文教地区とは異なる街並みを見せており、東京の面白さを生み出しています。

また、駅の南には皇室や国の施設が多く、世界各国から国賓を迎える迎賓館、そして東宮御所の敷地が四谷駅の南側から赤坂見附駅や青山一丁目駅までへと続きます。

東京メトロ丸の内線 四ツ谷駅

周辺に外濠や上智大学の緑が広がり、ホームの開放感は独特です。

新宿駅から新宿通りの地下を通ってきた丸の内線は、四谷の外濠の地形により、ぽこっと外に出てしまいます。また慌てて潜るように急坂を下り赤坂見附駅へと向かいます。

赤坂見附駅は四ツ谷駅よりも30メートルも低い位置にあるので、いかに急勾配かが分かります。

赤坂見附からの急勾配を上がってきて四ツ谷駅に入ろうとしている丸の内線。中央から左に見えているのは赤坂見附、永田町界隈のビル群になります。

丸の内線の四ツ谷駅ホーム。奥が赤坂見附駅方面。

近年はホームドアも設置され安心です。

ホームドアに続いて屋根も建設中です。開放感があるのはいいですが、やはり屋根がないと嵐の日などは電車の中にまで吹き込むのかもしれません。

JR四ツ谷駅

堀の脇を走るJR線の四ツ谷駅。上が地下鉄丸の内線のホームに。

お濠の脇を走るJR線の四ツ谷駅。上が地下鉄丸の内線のホームに。

四ツ谷駅の特徴は、なんといっても後から作られた地下鉄丸の内線がJR中央線の上を跨いでいることです。

JR中央線の四ツ谷駅2番ホーム。奥にあるのが中央・総武線(各停)の四ツ谷駅ホーム。

JR四ツ谷駅は、外堀の中を通るように走っている為、四谷の街からは走っている姿を見ることはありません。見るたびにフェンスや電柱に絡まる雑草の力に驚かされる駅です。

四ツ谷駅といえば、東京と新宿をショートカットで結ぶことで大きく貢献しているJR中央線の快速電車が停車する駅になっています。各駅停車と比べて計6駅を通過して速達性があり、東京の西側から東京駅に行く際には重要視されています。

四ツ谷駅周辺・千代田区方面

四ツ谷駅周辺のシンボルともいえるのが、四ツ谷駅を出ると大きな大学名が目に入る上智大学です。カトリック系の大学で、日本でも有数の都心の一等地にある大学です。

新宿通りを挟んだ北側にはカトリック系の女子校雙葉学園があります。

四ツ谷駅前から見る新宿通りの麹町、半蔵門方面。

四ツ谷駅前から見る新宿通りの麹町駅、半蔵門駅方面。

丸の内線の四ツ谷駅のすぐ横には、海外からの国賓を迎える迎賓館があります。

横には学習院初等科もあり、反対側の双葉学園とも並び、お子様を迎えにくるお母さんたちを多く見掛けます。

四谷三丁目駅付近も消防博物館や荒木町など、面白い街です。

【四谷三丁目駅】ってどんな街?四谷の一角に広がる荒木町の呑み屋街の魅力
四谷三丁目駅ってどんな街?四谷の一角に広がる荒木町の呑み屋街の魅力 四谷三丁目駅 (よつやさんちょうめ)は東京メトロ丸ノ内線で新宿駅から3駅8分、東京駅からも直通で13分のところにある地下駅です。所在地は、東京都新宿区になりま...

 

四ツ谷駅のリンク

CO・MO・RE YOTSUYA コモレ四谷:四ツ谷駅前に開発中の複合施設です。

四谷駅前地区第一種市街地再開発事業│CO・MO・RE YOTSUYA
UR都市機構の四谷駅前地区第一種市街地再開発事業です。現在の工事の様子や完成図など、最新の情報を発信していきます。

コモレ四谷の賃貸住宅も出ています。(アクセルホーム)

ザ・レジデンス四谷ガーデン | 賃貸情報 | アクセルホーム
「四ツ谷駅」から徒歩2分の再開発エリアに建つ分譲賃貸マンション【ザ・レジデンス四谷

JR東日本四ツ谷駅構内図:外堀の中に隠れるようにホームがあり、地下鉄である丸の内線よりも下を通っているのが特徴です。

JR東日本:駅構内図(四ツ谷駅)
JR東日本四ツ谷駅構内のご案内をいたします。

東京メトロ四ツ谷駅構内図:地下鉄である丸の内線が地形の関係上、地上に出て走る珍しい区間です。新たに南北線も完成し、複雑な構造の駅となっています。

四ツ谷駅/M12/N08 | 路線・駅の情報 | 東京メトロ
東京メトロの路線・駅の情報「四ツ谷駅/M12/N08」をご案内します。

外濠グランド:四ツ谷駅北側にある千代田区民のグランド
https://www.city.chiyoda.lg.jp/shisetsu/annai/013.html