新宿は渋谷のような大きな再開発が本格化していませんが、西新宿では2020年までに複数のプロジェクトが進行しています。
西新宿で2020年までに完成予定のプロジェクト
赤丸:新宿住友ビル三角広場(2020年)
緑丸:新宿中央公園改造計画(2020年)
オレンジ丸:住友不動産新宿セントラルパークタワー(2019年)
青丸:キンプトンホテル東京・新宿(2020年)
一つ一つ見ていきます。
新宿住友ビル三角広場(屋内イベント広場)の開業
1974年に竣工して2020年で築46年になる新宿住友ビル
これまで高速バスの乗り場などになっていたビルの周辺が整備され、屋内イベント広場に生まれ変わります。

住友不動産 公式ページより
公式ページによると、スポーツイベントのパブリックビューイングや展示場、イベントなどを行うことができる空間になるようです。
流石にコミックマーケットが開けるような大きさではありませんが、大江戸線の都庁前に直結していることや、新宿駅からも余裕の徒歩圏で良い立地にあります。新宿界隈には臨海地区のような大きなイベント広場が少ないことから、小〜中規模なイベントに重宝されそうです。
都庁側から見た新宿住友ビルの工事現場です。大きなアトリウムの屋根が完成しつつあります。
住友ビルの面する方南通りは緑が多くとても綺麗な都市の光景があります。通り沿いが綺麗になりそうで楽しみです。カフェなどできれば良さそうですが、現在の時点で店舗などができるとは記載されていません。
新宿中央公園大改造
ここ最近とても綺麗になってきている新宿中央公園ですが、更なる改造計画が進行中です。
公園全体で計画がされていますが、第一弾はヒルトンやハイアットに接した部分が改造エリアになり、カフェやジムの建設が予定されています。
工事前の新宿中央公園の広場。芝生が広がって気持ちいいですが、少し野生的な印象です。都市公園としてもう少し歩きやすいよう整備されます。
現地に貼ってあった看板によると、「森の縁側」をテーマに、カフェ、レストラン、スポーツジムができるようです。
スポーツジムは小規模なもので、ゴールドジムやエニタイムのような一般的なジムではなく、公園と一体化した施設として開業するようです。
グリーンタワーのデニーズから見た様子です。工事エリアが白いフェンスで囲まれています。
非常に外国人が多いエリアなので、カフェなどは地元の人にも旅行客にも重宝されそうです。
新宿中央公園の入り口も一体で整備される予定だそうです。
10月27日追記:
公園の芝生エリア全体が閉鎖され掘り返されていました。工事の完了が待ち遠しいです。
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住友不動産 新宿セントラルパークタワー
新宿中央公園の西側に、住友不動産西新宿六丁目プロジェクト(住友不動産新宿セントラルパークタワー)が開業します。
現在は「ラトゥール新宿セントラルパーク」がありますが、その背後に新たな高層ビルです。
熊野神社側から見た住友不動産新宿セントラルパークタワーの様子。右の一番大きなガラス張りの建物が同じ住友不動産のラトゥール。その左隣です。
方南通り(ラトゥールのマルエツ横)側から見た様子です。
ラトゥールの裏手から見た様子です。周囲をビルや高層マンションに囲まれています。
1つだけ立ち退きが上手くいかなかったのか、建物が残っています。植栽で隠されていて、遠くから見たらビルの設備のようにも見えます。
特に一般向けの飲食店などは予定されていないようです。
キンプトンホテル東京・新宿 開業
新宿中央公園を挟んだ東側の甲州街道沿いには、インターコンチネンタル系のキンプトンが開業します。
左手のクレーンが建設中のキンプトンホテル。2019年9月現在の様子
キンプトンホテル東京・新宿(インターコンチネンタル系)の建設状況についてレポートしました。
新宿は依然として東京最大の商業地でありますが、渋谷や東京駅、臨海地域が次々と変貌していく中で、やや取り残されている感があります。新宿駅西口など、昭和のターミナルの雰囲気が色濃く残っています。
2030年を見据えて、西新宿3丁目(初台側)再開発、新宿駅大改造などが控えています。


新宿駅大改造 新宿グランドターミナル計画(東京都都市整備局PDF)