大崎駅ってどんな街?(東口)大崎副都心の中枢

大崎駅ってどんな街?(東口)大崎副都心の中枢

大崎駅について、動画にまとめました。(2022年9月更新)

西口についての記事はこちら。大崎駅西口

目黒川に面した大崎駅の東口は古くから大規模に再開発されていて、北改札には1987年にオープンした「大崎ニューシティ」、南改札には1999年開業の「大崎ゲートシティ」があります。また、駅から少し離れた立地には最近になって開発された「大崎ブライトコア」など、大規模な再開発ビルが林立しています。

大崎駅周辺は大崎副都心として指定されており、オフィスビルが集積しています。また、立地条件の良さから高級タワーマンションも多く建設されています。

大崎ゲートシティ

大崎ゲートシティは大崎駅の東口、南改札寄りにあるオフィスビルと店舗街です。

大崎ゲートシティの何よりの特徴は、建物内に大きな吹き抜けの空間があり、一般の人も休憩ができる空間があることです。

吹き抜けにあるスターバックスコーヒー。空港のように天井が高く開放感があります。

吹き抜けのメイン部分。自由に座れる椅子が多く置いてあるため、気ままに過ごしている人が多いです。繁華街ではなく、ビジネスパーソンや地元の方など、比較的客層のいい大崎だから可能なことだと感じます。

多くのレストランが入っていますが、ローソンやマクドナルドで食事を買って食べている人もいます。
大崎ゲートシティにはローソンの本社が入っています。

すっかり夜になってしまいました。中央にブライトタワーが見えています。

大崎駅から離れ、東に向かって歩いていきます。

ブライトコア・御殿山方面へ

目黒川の橋があります。目黒川は中目黒あたりの桜が有名ですが、このあたりも桜があります。
中央にそびえるタワーマンションは、「パークシティ大崎 ザ・タワー」です。

目黒川の橋から、北の五反田方向の景色です。左の白い建物は「大崎ニューシティ」の中にあるホテル、ニューオータニインです。

中央の橋は大崎ブライトタワーと駅の方向を結ぶ歩行者用デッキです。

ブライトタワーからぐるっと回って歩行者デッキに上がってみました。

ブライトタワーから大崎駅方面をみた様子です。

歩行者用デッキから五反田方面を見た様子です。目黒川に沿ってオフィスビルやタワマンが林立しています。

写真中央右の一番高いタワーマンションは、三井不動産レジデンシャルによる「パークタワーグランスカイ」です。44階建です。

 

このデッキは大崎ニューシティに繋がっているのかと思いきや、繋がらずに唐突に終わっています。

ちなみに、大崎ニューシティはこの辺りでは古い建物で、低層部にはスーパーのLIFE、ダイソー、マツモトキヨシなどが入っています。随分と庶民的ですが、実際に住む場合には便利そうです。

 

再び先ほどの道へ戻ります。

小さな公園とカフェがありました。

左が大崎ブライトタワーです。低層階は飲食店が少し入ってます。

このような位置関係です。右が歩いてきた大崎駅です。

小関通りを挟んでブライトコア、ブライトタワー、ブライトプラザが面しています。ブライトプラザにはスーパーのLIFEがあります。大崎ニューシティにもLIFEが入っているので、もう少しデベロッパーが多様化できなかったのかは不思議です。

仙川にあるようなクイーンズ伊勢丹などの方がこの街には似合っていたような気がしますが、実際に生活される方にはリーズナブルなスーパーの方が便利なのかもしれません。

ブライトタワーのブライトコア側の角にあるスターバックスコーヒー。

ブライトコアの交差点の反対側です。奥に見えるタワーマンションは三菱地所による「ミッドサザンレジデンス御殿山」という分譲マンションで、27階建てです。

ブライトコアの一階にもテラス席のあるレストラン街があり、街の賑わいを上手に演出しています。

スノービーンズコーヒー

パークシティ大崎 ザ・タワー

三井不動産レジデンシャルによる40階建てのタワーマンションです。

これまで見たタワーマンションの中では有数の雰囲気の良いエントランスでした。

その先には品川区立大崎図書館がありました。街並みに合った素敵なエントランスです。

綺麗な図書館があるというのは本当にいい街です。

図書館の前から突然普通の街並みになりますが、電線がないのでスッキリしています。大きな建物群を見てきた後に見ると、可愛いミニチュアのようにも見えます。

夜の御殿山を歩く

まっすぐ進むと工事中のフェンスに出ます。

まず工事現場の背後に見えているのは、SHビル(左)とガーデンシティ御殿山(右)です。SHビルは高セキュリティのデーターセンターで、サーバーが置いてあるそうです。

そしてこの工事中の囲いはグーグルマップでは「御殿山城跡」とありますが、住友不動産が開発する予定の「北品川五丁目計画」の土地だそうです。

ラトゥールの看板がありますが、こちらにラトゥールができる訳ではないようです。ラトゥールは住友不動産の高級賃貸ブランドで、黒を基調としたガラス張りのデザインが印象的です。西新宿に大きい物件があります。

工事現場に突き当たったので、右に進みます。この建物は品川区立御殿山小学校です。小学校とは思えないような綺麗な建物です。

ガーデンシティ御殿山の前で、都道317号線(山手通りの支線) との交差点にぶつかります。

その脇、都道317号線に出たところにあるのはソニー3号館です。

ガーデンシティ品川御殿山とプライムメゾン御殿山

ソニー3号館の向かいにあるのが「ガーデンシティ品川御殿山」です。

この一帯は積水ハウスによる開発のようで、このデザインは日本では大変珍しいですが、大使館などが集まる周囲の景色に合っていました。

ロサンゼルスの近郊のオレンジカウンティーにこういう建物が多いので、以前ロス近郊に住んでいた私は懐かしく思いました。

この建物の前にソニー発祥の地の看板があるそうですが、見落としてしまいました。

ガーデンシティとSHビルの間を上がって行きます。

遠くに品川プリンスホテルの高層ビルと、手前には低層の高級マンションが見えます。

プライムメゾン御殿山イーストです。

これ以上に理想的な建物があるのだろうかという程、低層でドッシリとしたデザインのマンションです。マンションですが「邸宅」といった雰囲気です。

道路の反対側にはプライムメゾン御殿山ウエストもあります。

高級賃貸で有名なKENコーポレーションに出ていた賃貸情報によると、3LDKで150平米近い広さがあり、家賃は月90万円とのことです。もっと大きな部屋もあるのかもしれません。

プライムメゾンは積水ハウスの高級賃貸マンションシリーズで、分譲は無いようです。

更に坂を上がります。

坂を上がると低層の建物があります。ソニー歴史資料館です。

入場料は無料ですが、完全予約制なので事前に電話予約をする必要があります。

ソニー歴史資料館

少し進むと左にはブルネイ大使館があります。周辺は大使館や高級マンション、邸宅などが並び、その先は新高輪プリンスホテル・品川プリンスホテルの裏手に出ます。

日本は街全体のデザインをあまり意識しないことが多いですが、大崎駅の東口界隈では街並みにデザインが徹底されている様子でした。

毎日見る街の緑の多さやデザインは人々の精神にも少なからず影響を与えると思いますので、大崎のような綺麗な街が東京に限らずに日本に増えていけば良いなと感じます。

この界隈ですが、五反田方向に進むと急に繁華街になります。山手線の目黒〜五反田〜大崎は駅の東側と西側で雰囲気の違う地域です。都心寄りの東側は白金台、高輪といった高級住宅地で、西側は土地が低い庶民的な住宅地であったりします。とはいえ、西側でも決して安いわけではありません。

 

大崎駅から主要ターミナル・空港へのアクセス

東京駅・東海道新幹線:15分(山手線直通)

品川駅・リニア(整備中):2分(山手線直通)

羽田空港:約27分(品川駅から京急線)

成田空港:約80分(品川駅から成田エキスプレスまたは京急・京成直通アクセス特急)

※大崎駅西口 (Thinkpark前) から成田空港への1200円バスが発着しています。

新宿駅:15分 (山手線直通)

渋谷駅:9分(山手線直通)

大崎駅のバリアフリー状況

整備済みです。

大崎駅東口周辺と震災

地震:平成30年2月公表の地震に関する町屋駅周辺の危険度(最大値5)

  • 東口一帯を占める大崎1丁目は中央を目黒川が流れていて、地盤の分類は谷底低地と、本来ならば地震に弱いとされる地域です。しかしながら再開発により整備されているため火災や建物倒壊の心配がなく、危険度1と地震に関しては安全地帯になっています。
  • 大崎駅東口から少し離れた地域は北品川五丁目です。地盤は台地となりますが、災害時の活動が困難な地域があり、危険度は2となっています。

参照:東京都都市整備局

水害:

大崎駅東口では目黒川周辺が、1〜2メートルの浸水の可能性がある地域になっています。

参照:東京都建設局(品川区浸水ハザードマップ)

このページに出てきたお店・施設などのリンク

大崎ゲートシティ

パークシティ大崎(ブライトコア、ブライトタワーを含む)

ソニー歴史資料館

大崎駅構内図(JR東日本)